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体外受精・顕微授精

体外受精・顕微授精に関しては、月に2回の不妊セミナー(体外受精・顕微授精セミナー)で詳しく説明しています。このページでも簡単に説明していますが、興味のある方は是非受講してください。
尚、府中のぞみクリニックで体外受精・顕微授精を受けられるすべての方にこのセミナーを受講していただいております。

体外受精・顕微授精ってなに?

妊娠のメカニズムの所に書いたように、排卵された卵子は卵管の中で精子と受精します。そして、受精卵は分割しながら5日から7日後、子宮内膜に着床します。
体外受精では排卵直前の卵子を採取し、培養液の中で精子と受精させます。顕微授精は、成熟した卵子の細胞質に精子を1個注入することにより、受精させます(体外受精では受精しないような場合)。
受精した受精卵を培養液の中で培養し、分割した受精卵(胚)を子宮に戻し、着床を待ちます。 体外受精・顕微授精の際は卵巣を刺激して、複数の卵子を採取し、受精を確認し、受精卵の中から形態学的に良好なものを1個選んで子宮に返すのが通常の方法です。

通常の妊娠経過と根本的に違うのは

卵子を採取する
受精を確認して、体外環境で培養した受精卵を子宮に戻す

という、人為的な操作が加わることです。

そのため、日本産科婦人科学会では体外受精・顕微授精を行うにあたって見解が示されています。
そして、当クリニックではそのルールに準じて、施設内倫理委員会の承認を得て、体外受精・顕微授精を行っています。

体外受精の適応

体外受精の適応となる不妊原因は以下のものがあります。

  1. 両側卵管閉塞
  2. 免疫性不妊症(精子不動化抗体陽性例)
  3. 男性因子(乏精子症・精子無力症)
  4. 原因不明不妊症

顕微授精の適応

  1. 男性因子
    体外受精では受精しないような高度乏精子症、高度精子無力症
  2. 原因不明受精障害
    体外受精で受精しなかった場合

体外受精・顕微授精の流れ

不妊セミナー(体外受精・顕微授精セミナー)

府中のぞみクリニックでの体外受精の方法、成績、危険性を理解していただくためにスライドを用いて分かりやすくお話ししています。
尚、当院で体外受精・顕微授精を受けられるすべての方に、受講していただいています。詳しくはこちら

術前検査

体外受精を受けるにあたって、安全に採卵し、妊娠率を向上させるために最低限の検査をしています。

採血 貧血の有無、肝臓や腎臓の機能が正常であるかを調べます。卵巣機能を推測するためにホルモンのチェックを行います。
心電図 不整脈有無かなどを調べます。
子宮鏡検査 子宮内膜の状態を調べます。

同意書類

セミナーを受講し、当クリニックでの体外受精・顕微授精の方法、成績、危険性を理解していただいたうえで、「体外受精に関する同意書」、「受精卵の凍結保存に関する同意書」などを提出していただき、体外受精の開始となります。

卵巣刺激

通常は酢酸ブセレリン(スプレキュア)を卵巣刺激を行う月経発来の約1週間前から始めます(GnRHアゴニスト ロング法)。酢酸ブセレリンを使用するのは排卵を抑えるためです。使用方法を守って、中止の指示があるまで使い続けてください。
月経が始まったら、3~4日目より卵巣刺激の注射が始まります。
何日かに1回超音波検査を行い卵胞の発育をチェックします。
卵胞が大きくなり、卵子が成熟したと判断できれば、HCGの注射を行い、34から37時間後に採卵となります。

採卵

採卵前に休養室で着替えをし、点滴をします。採卵室に入り、膣内を洗浄した後、局所麻酔をします。
経膣超音波下に採卵を行います。採卵後は約2時間安静にしていただいた後、異常がなければ帰宅となります。

胚移植の予定や黄体ホルモン補充のための注射の予定は採卵後2時間後の診察の時に伝えます。

胚移植

原則として胚移植は採卵日より2日目、3日目、5日目に行っています。移植胚数は多胎予防のため通常1個としています。
(当クリニックでは日曜・祝日の採卵・胚移植は行っておりません。)

黄体ホルモンの補充

胚移植後、2~3回の黄体ホルモンの注射があります。

妊娠反応

採卵日から14日後に妊娠反応をしています。

以上、簡単に体外受精・顕微授精のスケジュールを説明しました。
採卵日に関しては、個々の患者様の卵巣の反応によって、注射の量や回数が異なりますので、注射を始めた時点ではいつになるかは言えません。
ここに書いてあるのはあくまで一般的な方法で、患者様によって上記の方法以外の方法で行う場合もあります。

体外受精・顕微授精の費用

体外受精前の術前検査は自費となります。
採卵のために行う卵巣刺激や採卵後の黄体ホルモン補充の注射費用も自費となります。
※詳しい費用についてはこちら