看護師紹介
認定看護師
不妊症看護認定看護師
平成14年から、不妊看護のエキスパートとして、不妊認定看護師制度ができました。半年間の研修を終え、第一期生として全国で20名の不妊認定看護師が誕生、当クリニックでは、奥島看護師と奥井看護師の2名が認定を受けました。
不妊症で悩んでいるご夫婦と関わる中で、治療に対する思いや今後に対する不安を聴くたびに、何か出来ないだろうかと考えていました。そんな中、不妊看護コース受講の話をいただきました。 不妊治療は子どもを望んだ時から始まります。葛藤や不安に悩まれている気持ちを受け止め、治療に対して納得できるようにご夫婦にあった情報提供を行い、自己決定して頂けるようにサポートしていきたいと考えています。
話を出来る、聴ける環境を整え、それぞれのご夫婦のゴールを支えていきたいと思います。
キャリアアップでより患者さまを支援したい
入職した当初に配属された内科病棟には、不妊症治療をしている方の入院する病室があり、患者さまから治療に関する不安や子どもへの思いを聞くことがありました。そのたびに、自分の知識やコミュニケーション力のなさを痛感。何かできることはないかと考えていた頃、当時の病棟科長から不妊症看護認定看護師の講座を勧められたのがきっかけで、不妊症看護の道を歩み始めました。
実際、不妊症治療をしても必ず妊娠するとは限らない上、精神的・身体的負担を伴います。年齢という時間の壁もあります。
現在、私は患者さまの不妊症相談を行い、納得して治療を受けるために必要な情報提供を行っているほか、精神面でも支援・援助をしています。そうした中で、治療の終結を考えていた患者さまが、最後に…と決意された治療の結果妊娠されたときは、本当にうれしかったですね。
生長会は、継続教育に意欲的な点が魅力で入職しましたが、実際、“自分のやりたいこと”を支援してくれると実感しています。結婚し、子育てをしながらでも頑張っていける病院ですね。
主任 奥井 静
治療を受けてよかったといってもらえるように
就職後は内科病棟に在籍し婦人科とは、全く関係のない環境にいたのです。病棟の関係で体外受精後の患者さまが入院することになりました。
いつも、張り詰めた感じと、辛い表情、多くを語らない患者さまに対して、なぜという疑問。なんとかしないと思ったことが、不妊症看護認定看護師を目指すきっかけとなりました。より高い看護を提供したいという思いに、生長会では、前面的にバックアップしてくれました。そのことがなければ、半年間研修には行けなかったと思います。生長会は夢を実現してくれるところでもあります。
生殖医療は、治療したからといって必ず希望が叶えられる治療ではありません。そのため、患者さまの中には出口の見えないトンネルの中にいるみたいと表現される方もおられます。治療して望みが叶えられなくても、納得した治療が受けられた、のぞみクリニックで治療を受けて良かったと言ってもらえるように日々努力していきたいです。
科長補佐 奥島 美香
不妊症看護認定看護師とは
業務内容 医師やカウンセラーと協力して、総合的に不妊患者の相談などにのる。
受験資格
5年以上の看実務経験があり、3年以上の不妊看護の経験が必要。
不妊治療やカウンセリングなどについて半年間(645時間)教育し、試験の合格者に認定証を交付する。
認定資格のレベルを保つために、年1回の研修を行うほか、5年ごとに資格更新試験も実施する。