専門外来
遺伝カウンセリング外来
「妊娠したけど出生前診断を受けたほうがいいの?」
「赤ちゃんに遺伝する病気ってあるの?」
「染色体検査ってどのような検査をするの?」
「流産したけど染色体異常と関係があるの?」
「年齢によって赤ちゃんに何か影響があるの?」
遺伝カウンセリング外来では、遺伝に関わる悩みや不安、疑問などを持たれている方々に、科学的根拠に基づく正確な医学的情報を分かりやすくお伝えし、理解していただけるようにお手伝いいたします。
具体的な相談内容の例
- ○妊娠中の疾患罹患、服薬、レントゲン等の環境因子の影響の相談
- ○流産(習慣流産)、死産、不妊の原因・治療に関するもの
- ○出生前診断に関連したもの(当院は実施施設ではありません)
・羊水穿刺診断(主に染色体、生化学)
・絨毛採取診断(主に遺伝子診断)
・画像診断(超音波、MRI、CT)
・マーカーテスト(血液マーカー)
・母体血中胎児DNAを用いた新しい遺伝学的検査 - ○着床前診断に関連したもの(当院は実施施設ではありません)
- ○生殖医療に関する相談(ARTの影響、不妊の原因、影響等)
- ○高年齢妊娠
- ○先天異常に関する相談 既往出産、家系親族内での出産
- ○遺伝性疾患に関する相談(遺伝形式の説明、遺伝確率、疾患の説明、診断、診療、生活支援)
- ○結婚・挙児に関する相談(近親婚、家族歴、環境因子)
- ○遺伝性腫瘍(家族性腫瘍)
- ○遺伝子診断・遺伝子研究に関する相談
担当医師澤井 英明 (兵庫医科大学病院)
専門分野出生前診療、遺伝カウンセリング、遺伝子診断
資格臨床遺伝専門医・指導医、日本産科婦人科学会専門医、日本人類遺伝学会臨床細胞遺伝学認定士・指導士、生殖医療専門医
不育症外来
不育症とは
妊娠はするけれど、流産、死産や新生児死亡などを繰り返して結果的に子供を持てない病態のことを、総じて不育症と呼んでいます。2回連続して流産・死産がある場合など、その原因の検索をして治療を行うことがあります。
不育症のリスク因子
- ○子宮形態異常
- ○抗リン脂質抗体症候群
- ○甲状腺異常
- ○染色体異常
- ○糖尿病
- ○月経異常
- ○血栓症
- ○頚管無力症
- ○母児間免疫異常
- ○胎児の染色体異常(偶発的因子) など
不育症検査
不育症スクリーニング検査として血液検査、超音波検査、子宮鏡検査などを行います。
担当医師岩橋 和裕
【資格】日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医
福井 淳史
【資格】日本産科婦人科学会専門医・指導医、日本生殖医学会生殖医療専門医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医
外部リンクFuiku-Labo フイク-ラボ(国立研究開発法人 日本医療研究開発機構委託事業)
不育症の原因解明、予防治療に関する研究
男性不妊外来
不妊の原因は女性にあると、長い間考えられていましたが、最近では男性側にも原因があることが広く知られるようになりました。
WHOの報告によると不妊原因の男女別の割合は、女性側に原因がある場合が約41%、男女共に原因がある場合が24%、男性側に原因がある場合は24%、原因不明が11%と報告されています。つまり、不妊原因のおよそ半数は男性側に何かしらの原因があることになります。
男性の主に3つの不妊原因
- 1) 造精機能障害
2) 精路通過障害
3) 性機能障害(ED、射精障害など)
治療方法としては薬物療法、手術療法などそれぞれの病態に対し適切な治療法を選択します。当院では、泌尿器科専門医による男性不妊専門外来を実施しています。
担当医師近藤 宣幸
資格日本泌尿器科学会 指導医、日本生殖医学会 専門医、日本性機能学会 専門医
■府中のぞみクリニック
TEL:0725-40-5033
【受付】9:00~17:00/
月~土(祝日は除く)
※セミナーや相談などのご予約は、のぞみクリニックの受付窓口またはお電話で承ります。